COLNAGO試乗会終了しました。
- 2017.08.06| ブログ
お天気にも恵まれ、大盛況の中無事に終える事が出来ました。
ご参加頂いた多数のお客様、遠くは長崎からお出で頂き誠にありがとうございました。
簡単ではございますが、インプレッションをまとめてみたいと思います。
C-RS=
歴代にはない新たな設計のフルカーボンモデル。凹凸のあるC60似のダウンチューブやV2-Rを思わせるシートクランプ部など
¥20万台とは思えない上質な作り。走りの方は見た目通り路面からの突き上げ感も少なく、上質でマイルドな乗り心地。
価格帯からすると、比較的柔らかい乗り味のバイクが多い中、このモデルは別格!
中級者くらいまでの脚力を最大限に引き出してくれるような感じです。脚力ある方でもマイルドなセカンドとしてもアリ!
CONCEPT=
実はこの機種COLNAGOの歴史の中では2台目なんです。先代は随分昔、フェラーリと共同開発した内装7段シフト搭載のモデルでした。昨年生まれ変わって再発登場しました。流行りのエアロロードの代表格です。
全ては高速の為に!と思わせるカタチ。。乗り出すと乗り心地が大変良い!のが驚きでした。
得意の高速域 凄いです。向かい風の中もろともせず突き進んで走ります。ダンシングで強く漕いでみます。
超!速いです。しかも急激には失速しません。単車かと思わせる高速巡航域は別格でした。少し怖さを感じたくらいでした。
V2-R=
本日のメインを飾るのはコレ!
フレーム重量835gのフラッグシップモデル。エアロを身にまとった軽量オールラウンダー!の2代目
まず、乗り手を選びます。硬いです。間違ってもロードバイク始めの1台とはなり得ません(笑)
このモデルが得意とするのはヒルクライム&高速巡航。
低速でゴツゴツしていた不快な乗り味は、高速域になるにしれて気にならなくなります。
凹凸の頂天をかすめて進んでいるような、面白い感覚。リニアモーターカーのように浮いているかのような軽い走り。
それでいて、路面を捉えている接地感はあるので安心して高速域まで引っ張れます。
このフレームは様々なポテンシャルの引き出しが多々あります。攻略し甲斐のあり、
2台目以降の高性能フレームをお考えの方には末永くお付き合い頂けるモデルでしょう!
C60=
言わずもがなハイエンドバイク。Cシリーズ6代目となる、コルナゴを象徴するモデル。
イタリアの会長邸宅1F工房にて、職人によるハンドメイドは1日に8本しか作れないとの事。世界で8本。。。
カーボンラグ製法はこの時代目にする事すら珍しくなりました。継手にパイプをはめ込んでいく手間のかかる行程なんです。
その実力は!
C59からの進化点は乗り心地の良さ。めっちゃくちゃ速いけど硬かった...前モデルより数段進化しました。
高い剛性は健在で、乗り手の脚力を漏らさず推力に変換する走りをします。軽く踏んでも"スッ〜"と前に出るので薄い脚力の方でも疲れず走れます。ヨレないフレームなのでダイレクトに脚力に呼応するのですが、今時の”パッキパキ”に進むのとは違う、雑に踏んでも、とりまとめて推進へつなげる様な不思議な感覚に感銘すら受けます。
駿馬だけど落ち着いて処理する、大器のベテラン馬みたいな!?
"いつかはコルナゴ"という文句もありました。血が通ったロードバイクフレームとはこの事です。噛めば噛むほどに味がでるスルメイカ的フレームw 芸術性に富んだペイントやグラマラスなカタチと走りは生涯に一度は手に入れて頂きたい。
初心者からハイエンドユーザーまで"フトコロ"が広〜いフレームですよ! ふところにはキビしいですが...
お後がよろしいようで。。。